ヌード展。
少し前になりますが6月1日(金)みなとみらい駅にある横浜美術館へ。
イギリスのテート・コレクションから白い大理石彫刻のロダン「接吻(せっぷん)」初公開を見てきました。
館内順路に沿っていくつかの絵画展示の部屋をぬけると正面奥の不意にオープンになった少し照明の暗い個室の中にこの真っ白な像が見えて絶妙な陳列に感動しました。
開館間もない時間も幸いして館内も空いていてゆっくり360度鑑賞できました。
想像していたよりも大きな彫刻で圧倒されます。人間の実物大?よりやや大きい?。
撮影可であるのをすっかり忘れていてデジカメ持参せず急遽モバイル撮り。(上の2枚の写真含む)
(テート美術館と横浜美術館の太っ腹に感謝。コレはすっごく嬉しいですよね。)
モバイルのカメラを最大ズーム?にして撮影。画像が荒いです。
もちろん全方向キスシーン(笑)なのだけれど私はどちらかというと?手フェチなので手に目がいく。(笑)
女性の男性の首にまわした手。やわらかそうで生きてるみたい。美しいです。
実はロダンの接吻の彫刻は2010年8月にロシア旅でモスクワのプーシキン美術館で高さ80センチ?ぐらいのブロンズ像で見ていて、初めてじゃない。このブロンズ像が放つオーラが素晴らしくて小さいけれど目が釘付けに。なので日本でもっと大きな像が見られるなんて感激。ありがとうございます。
「接吻」て言うくらいだもの、肝心の?口のところがどうなっているのか(笑)すっごく気になる。(笑)
ブロンズと違って透き通るような大きな白い石のすっごく精工な彫刻なんだしせっかくだし、と思いかなり迫って見てみたけど、彫刻の顔の部分が高い位置にあるので下からのぞき込むようにしか見られないせいなのかなんなのか、詳細は?よく見えないし、わからなかった。残念?(笑)
脚立に乗って男性の顔の上から見ないとダメな(何が??)感じ。(笑)
ていうか偉大なる芸術作品なのになんて下品な見方をしてしまっているんでしょう。ごめんなさい。
たぶん口のところはそんなに重要じゃないんだろう。(まだ言ってる)
だってよく見えないように作ってると思うから。うん。(超個人の意見です)
と思いながらモバイル撮影続行。
私の手フェチの話にもどると、上の写真の男性の首にまわした女性の左手の人差し指見て。官能的だなあ。
思わずその場でズームで撮ってるあたり私ってば。(笑)
自分の胸元にある女性の右手の親指も見て。愛だなあ。(笑)
このエロティックと言われているすばらしい彫刻、見る側の心象もその時々で違うと思うけれど、私の素直な感想はすごく健康的な幸福感オーラをホンワカと放ち続ける大きな芸術やっぱりすごい作品だなという印象でした。
ロダンてすごく内面の豊かな人だったんじゃないかな。でなければプロとして均衡を保つことが常にできた人だと思うな。芸術家として天才だったのは大前提として、作品に嫌悪感を抱くような嫌な印象な部分や雰囲気が全然ないからね。
凄いコトだよね。(当たり前ですが)
エドガー・ドガのパステル画「浴槽の女性」1883年やピエール・オーギュスト・ルノアールの油彩「ソファーに横たわる裸婦」1915年などもホンモノが見られて本当に感動。
いい絵だったなあ。
タグ:ロダン 接吻